活用シーンを選ばなくなった昨今の機械式時計

少し前までは、「機械式時計」と言うと、ちょっとした衝撃で故障する大変脆いものという印象がありました。しかし昨今はその堅牢性が格段に向上しており、特に防水性に関しては目覚しい進歩を遂げています。中にはダイバーズウォッチとして使える機械式時計もあるほどで、その活用シーンは急速に広がってきています。一方でその性能を過信し過ぎると簡単に故障を招いてしまうこともあるので、十分な注意が必要です。浸水による故障は、相変わらず機械式時計の故障の原因のトップに君臨し続けているのが現状です。

どの程度の水圧までなら耐えられるのか?

機械式時計が耐えられる水圧は、モデルによって大きく変わってきます。自分の時計がどの程度の水圧まで大丈夫なのかは、実際に水中で使用する前にしっかりと確認しておきましょう。単に水に浸けるだけであれば、10気圧防水のモデルで十分に耐えることが可能です。しかし、水中で動くとなると、それ以上の防水性能が必要になってきます。ダイバーズウォッチとして活用したいのであれば、少なくとも30気圧程度まで耐えられるモデルを用意しなければならないでしょう。

水中で使用する前に確認しておきたいこと

例え30気圧防水以上の性能を持つ機械式時計であっても、手入れが十分でなければ、簡単に浸水を許してしまう場合があります。機械式時計の防水性能は機密性に加えて、内部の部品を保護して浸水を食い止めるパッキンがあってこそのものです。しかし、このパッキンは経年で劣化しやすいため、使い続けている機械式時計であれば水中で使う前に水槽などに浸けてみて、気泡などが生じないかを確認しておく必要があります。もし防水性が劣化しているようであれば、オーバーホールに出してパッキンを交換してもらうと良いでしょう。

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